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2013年03/25
盗難車“見える化”~車体番号を車外から確認~

 近年、自動車盗難被害は増加の一途をたどり、ホームページ上での警察庁の犯罪件数データ等の公表や、新聞・雑誌・TVでの報道も行われ、自動車オーナー自身の自己防衛に対する意識は若干向上していますが、まだまだセキュリティー対策を強化していかなければいけません。盗難防止のポイントと共に、万が一盗難にあった場合の新たな対策が登場しましたので、ご紹介します。

 

<盗難車“見える化”>

 このたび、車体番号を車外から一目で確認できるように“見える化”する仕組みを某自動車メーカーが開発し、一部の車種に導入されました。盗難車かどうかが調べやすくなり、窃盗犯の摘発につながることが期待されます。

 

<車体番号が車外から確認可能>

 仕組みは、フロントガラス下部に固定した約10センチの金属製プレートに十数桁の車体番号を刻み、車外から確認できるようにしました。

 従来は不審車両を見つけた場合、盗難届が出ているかをナンバープレートや車体に刻まれた車両番号で照会していましたが、偽造ナンバーに付け替えられると見破るのが困難であり、また車体番号の確認は、ボンネットを開けるなど時間もかかっていました。しかし、この仕組みにより、車外から車体番号を確認することが可能となり、盗難車かどうか、判断しやすくなりました。さらに万が一盗んだ後に数字を細工しようとしても「フロントガラスを破らないと不可能」となっています。

 

<自動車盗難防止のポイント>

 自動車盗難犯罪に遭わないためには、お一人おひとりが自己防衛を意識し、盗まれないよう心がけることが重要です。

  ○車を離れるときは、全ての窓・ドアを完全に閉め、ロックする。

  ○スペアキーをバンパーの裏等発見されやすい場所に保管しない。

  ○盗難防止効果の高い、イモビライザー(電子式移動ロック装置)を装着する。

  ○バー式ハンドロック、GPS追跡装置など、盗難防止機器を有効活用する。

  ○貴重品を車内に放置しない。

  ○駐車場は防犯設備の備わったところを選ぶ。

 

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