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10/07
「ダメ出し」社会を明るく変える「ホメ出し」技術とは?
突然ですが、みなさんは誰かをホメることは得意でしょうか?
世の中を見渡してみると、誰かをホメる言葉よりも「ダメ出し」や「叩き」の言葉のほうが圧倒的にあふれています。
「ダメ出し」したりされたりすることは慣れていても、ホメたりホメられたりする機会は少ない・・・という人も少なくないかもしれません。
そもそも「ダメ出し」は相手を否定するだけなので、とても簡単にできてしまいます。
一方、相手をホメることは簡単ではありません。
「人を上手にホメたいけれど、どうすればよいかわからない」という人もいるのではないでしょうか。
コピーライターの澤田智洋さんは、「相手にホメ言葉を贈る『ホメ出し』は、キャッチコピーを書くことと極めて似ている」と話します。
「キャッチコピーを考える作業とは、対象となる企業や商品の魅力を観察し、発見し、言葉にする行為です。
これは『ホメ出し』の作業そのものだといえるでしょう」(澤田さん)
そこで今回は、澤田さんにコピーライター式の「ホメ出し」の技術を教えてもらいましょう。
ホメるのが苦手という人も、この手順に従えば「ホメ出し」の達人に一歩近づくはずです。
1.「惚れレンズ」を装着する
「ホメ出し」は、相手のいいところを見つけることからスタートします。
そのためにはまず、「惚れレンズ」を装着して相手を見てみましょう。
「惚れレンズ」とは、恋人の短所も長所に見えてしまう恋愛中のハートマークの目のような、相手のいいところしか見えなくなるレンズ(=視点)のこと。
たとえば、ドラえもんに出てくるスネ夫は“金持ちで自慢げな嫌味キャラ”という印象ですが、「惚れレンズ」を装着して見ると“最先端のオモチャを紹介してくれる情報通”と好意的にとらえることができます。
もちろん、実際に「惚れレンズ」という道具があるわけではありません。
「『惚れレンズ』を装着するぞ」と意識することで、相手に対するネガティブな先入観や偏見を払拭し、「相手は素晴らしい人だ」と惚れ込む視点に切り替えるということです。
2.観察する
「惚れレンズ」を装着したら、相手をつぶさに観察しましょう。
このとき、さまざまな“観察軸”から多面的に相手の魅力を分析することがポイントです。
ファッションや持ち物等からその人のこだわりや好み、価値観を観察する「外見軸(容姿は含まない)」、どんな性格かを観察する「性格軸」、どんな行動を取っているかを観察する「行動軸」、価値観や哲学等を観察する「信念軸」、将来のビジョンや夢を観察する「未来軸」等に加えて、オリジナルの観察軸も自由に作って、多方面から相手を観察してみましょう。
この観察から浮かび上がってきた言葉の数々が「ホメ出し」のネタになります。
3.発見する
「惚れレンズ」を装着して相手をよく観察すると、相手の魅力を発見できるようになります。
発見とは相手のいいところに「ハッ」とすること。まさに「ハッ見(発見)」であり、そんな「ハッ」とした瞬間こそが「ホメ出し」の絶好のタイミングです。
「ハッ」とする発見を見逃さないコツは、いつも手元に「いいね」ボタンがあるような気持ちでいることです。
SNSを見ているときに「いいね」ボタンを押したくなるのは、ボタンが目の前に設置されているから。
同じように、相手と対面しているときはいつも手元に「いいね」ボタンがあると思えば、押したくなるものです。
すると、相手の「ハッ」とする瞬間を逃さずキャッチしやすくなるでしょう。
国民全員がメディア化しているといってもよいこの時代、一人ひとりの言葉には社会に対する影響力があります。
「ダメ出し」にあふれた社会は暗く窮屈ですが、ひとりでも多くの人達の「ホメ出し」の積み重ねによって、明るく心地いい社会に変えていけたらよいですね。
監修 澤田智洋さん
コピーライター。世界ゆるスポーツ協会代表理事。1981年生まれ。
言葉とスポーツと福祉が専門。幼少期をパリ、シカゴ、ロンドンで過ごした後、17歳で帰国。2004年、広告代理店入社。アミューズメントメディア総合学院、映画「ダークナイト・ライジング」、高知県等のコピーを手掛ける。
2015年にだれもが楽しめる新しいスポーツを開発する「世界ゆるスポーツ協会」を設立。
これまで100以上の新しいスポーツを開発し、20万人以上が体験。
また、一般社団法人障害攻略課理事として、福祉領域におけるビジネスを推進。
著書に『わたしの言葉から世界はよくなる コピーライター式ホメ出しの技術』(宣伝会議)、『ガチガチの世界をゆるめる』(百万年書房)、『マイノリティデザイン』(ライツ社)がある。
https://twitter.com/sawadayuru
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09/06
秋分を意識することが重要!東洋医学による秋の体調管理法
まだまだ暑い日々が続きますが、朝晩は比較的涼しい日もあり、秋の気配が少しずつ近づいているようです。
秋は体調が不安定になりやすく健康管理に注意が必要ですが、国際薬膳師の大坪モモさんは「秋の健康管理は『秋分』を意識することがポイントです」と話します。
「暦の上では秋は立秋(8月7日)からはじまり、立冬の前日(11月6日)までとなります。
この約3ヶ月間のうち、秋分(9月23日)までの“秋の前半”と秋分以降の“秋の後半”は気温が大きく変わるため、その変わり目である秋分で食事や生活習慣を切り替えることを意識すると、健康を維持しやすくなります」(大坪さん)
そこで今回は、秋の前半、秋分、秋の後半のそれぞれについて、東洋医学による食事面や生活面のセルフケアのポイントを教えてもらいましょう。
1.秋の前半(立秋から秋分まで)
秋の前半は昼が夜より長くまだまだ暑いですが、この時期の暑さは夏の余熱による「残暑」であり、暑さに隠れて少しずつ秋の乾燥がはじまっています。
そのためこの時期は暑さ対策として「体を冷やす食材」を、乾燥対策として「皮膚や粘膜に潤いを与える食材」を積極的にとりましょう。
リンゴ、梨、柿、レンコン、キュウリ、トマト、豆腐等は、体をほどよく冷やし、かつ皮膚や粘膜に潤いを与える性質があるので、秋の前半にぴったり。
ただし、冷やして食べると体を冷やしすぎてしまうので、常温以上で食べるようにしましょう。
また、この時期は夏の疲れが残りやすく、疲れを引きずってしまうと秋分前後にだるさや食欲不振等の「秋バテ」を引き起こしやすくなります。
疲れが気になる人は、激しい運動を控えて体力を温存し、リラックスして過ごしましょう。
そして、米、ヤマイモ、ジャガイモ、サツマイモ、キノコ類、カツオ、サバ等をよくとると、疲労回復のサポートになります。
2.秋分
秋分前後は寒暖差が激しく、体調を崩しやすいときです。
東洋医学では、昼が夜より長い暑い季節を「陽」の季節、夜が昼より長い寒い季節を「陰」の季節と呼び、昼と夜が同じ長さである秋分は「陰と陽が調和する日」と考えます。
そんな秋分の日は、活動的になる昼の「陽」の時間と、休息して疲れを取る夜の「陰」の時間のバランスが釣り合うように過ごすことがポイントです。
朝は日の出の時間である6時前後に起きて新鮮な朝の空気で深呼吸をし、日中は適度に体を動かして、日が暮れる18時前後には活動を終えて家でゆったりと過ごし、日付が変わる前に就寝しましょう。
すると、陰と陽が調和して心身が安定し、寒暖差の影響を受けにくくなります。
夜ふかし、アルコールの飲みすぎ、長時間の激しい運動等は陰と陽のバランスを崩すため、秋分の日は避けましょう。
3.秋の後半(秋分から立冬の前日まで)
秋分を過ぎると夜が昼より長くなり、だんだん寒くなります。
乾燥対策に加えて寒さ対策も必須になるため、皮膚や粘膜に潤いを与えて、かつ、体を温める性質がある食材を選びましょう。
松の実、クルミ、ニンジン、アスパラガス、小松菜、ザクロ等の食材が特におすすめです。
なお、秋の前半に取り入れていた体を冷やす食材は、この時期からは控えるほか、体を冷やさないために飲食物は温かいものだけをとるようにし、冷たいものや生ものはできるだけ避けましょう。
涼しくて運動に適した季節ですが、過剰な運動は体力を消耗して逆効果になります。
大量に汗をかく運動や長時間の運動は避けて、ほどほどの運動量を心がけてください。
ちなみに、皮膚や粘膜を潤す食材にはほかにも白ゴマ、白キクラゲ、タマゴ、チーズ、牛乳、豆乳等がありますが、これらは体を冷やしも温めもしないため、気温に関係なく秋の前半と後半のどちらにも取り入れることができます。
乾燥対策を強化したいときにプラスしてください。
夏から秋、秋から冬という季節のグラデーションに合わせて、上手に体調管理をしていきましょう。
監修 大坪モモさん
国際薬膳師、東洋医学ライター。
健康雑誌編集部を経て、東洋医学関連の書籍・コンテンツ等の企画制作に数多く携わり、国際薬膳師に。
東洋医学に関して初心者の方にも、その魅力をわかりやすく伝えることに力を入れている。
オンラインの東洋医学講座も開講中。
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08/05
今から考えておきたいお墓の問題、解決法は?
お盆が近づき、お墓参りの季節となってきました。
この時期になると、ふと「将来自分が入るお墓はどうしたらいい?」「いつか実家のお墓が無縁墓になってしまうかも」等、お墓の悩みが頭をよぎることはありませんか。
近年は、お墓のあり方が多様化しています。
そこで、お墓の問題について現在ではどんな選択肢があるのか、葬儀・お墓コンサルタントの吉川美津子さんに教えてもらいましょう。
1.一般墓(家墓、承継墓)
先祖代々の供養ができて子々孫々へと受け継がれる、一般的なお墓。
墓地には自治体や公益法人が運営する「公営墓地」、寺院が運営する「寺院墓地」、石材店や開発業者が開発や販売に携わっている「民間墓地」があります。
費用は、永代使用権(区画の使用権)を取得するための永代使用料が70~80万円、墓石工事費が100~150万円で初期費用のトータルは平均200万円前後、加えて年間管理費が5千~2万円ほどかかります。
寺院墓地の場合、檀家になるための入檀料が別に発生する場合があるほか、寺院の維持費やお布施等の費用もかかります。
2.永代供養墓(えいたいくようぼ)
お墓の継承者がいなくても管理者が永続的に供養してくれるシステムのことで、次のようなタイプがあります。
(1)合葬墓
ほかの遺骨と一緒に埋葬するお墓のことで、共通の参拝スペースがあり、そこでお参りをすることができます。
費用は1人分で3~30万円ほど。
一定期間(三十三回忌まで等)は個別で供養してその後合葬するタイプもあり、その場合は50万円前後となります。
(2)期限付き家墓
一般的なお墓の形をした個別墓が設けられ、契約期間中(三十三回忌まで等)は個別に供養を行い、契約期間が過ぎたら霊園内の合葬墓に遺骨が納められます。
費用は1区画で150~200万円となります。
個人や夫婦単位で使用できる1区画50~150万円程度のお墓もあります。
(3)納骨堂
遺骨を預かって安置する屋内施設。
利用期間が決められている場合が多く、利用期間が終わると合葬されるのが一般的です(利用期間は希望すれば更新が可能)。
棚式、ロッカー式、仏壇式、墓石式、自動搬送式(遺骨を納めた収蔵ケースを自動的に参拝室に呼び出すタイプ)等があり、費用は1区画で10~150万円、合葬タイプだと10~30万円となります。
(4)樹木葬墓地
墓石の代わりに樹木や花を植えて墓標とするお墓で、自然の山を墓地とした「里山型」、都市型霊園や寺院の境内に設けられた「公園型」、公園型をさらに小さくしてヨーロッパガーデンや和風花壇のように作られた「庭園型(ガーデン型)」等があります。
納骨方法にもいろいろあり、費用は1区画で20~80万円となります。
合葬タイプだと1人10~30万円となります。
(5)散骨
海や山等の自然環境に遺骨を粉砕してまく葬法です。
散骨で最も多いのは海洋散骨で、費用は5~40万円となります。
割安で継承者がいらない、自然に還れるといったメリットがありますが、お参りできる特定の場所がないため、遺族が供養に戸惑うケースもあるようです。
すでに一般墓があるけれど継承者がいない、お墓が遠方にあって管理が難しい等の場合は、「墓じまい」をすることもひとつの選択肢です。
墓じまいとは、今ある墓石を撤去して墓地の使用権を管理者に返還し、永代供養墓やお墓参りしやすい場所にある墓地等に改葬(遺骨を新たな供養先に納める)すること。
費用は墓石撤去費が1㎡あたり8~15万円、遺骨の取り出し費用が1遺骨あたり1~5万円、墓石を改葬先でも使用する場合の墓石運搬費が20~80万円、改葬先への納骨費用が1遺骨あたり1~3万円となります。
「墓じまいを検討する際は、まず最初に家族や親戚、現在の墓地の管理者、寺院墓地の場合は僧侶に相談をすることが大切です。関係者に相談せずに勝手に墓じまいを行うことは、トラブルのもとなので避けましょう」
(吉川さん)
お墓について考えることは、ご先祖様と子孫に思いをはせることにもつながります。
お盆の時期だからこそ、お墓についてじっくり考えてみることもおすすめです。
監修 吉川美津子さん
葬儀・お墓コンサルタント。社会福祉士。『アルック』代表。
大学卒業後、旅行会社勤務を経て 90年代半ばに葬儀業界に転身し、葬儀専門人材派遣会社、大手葬儀社、仏壇・墓石販売店に勤務。
駿台トラベル&ホテル専門学校葬祭ビジネスコース、上智社会福祉専門学校介護福祉科非常勤講師等を歴任。
現在は葬儀・お墓コンサルティングの第一人者として、また終活や福祉に関する講演活動や執筆、テレビ出演等で活躍中。
著書に『お墓の大問題』(小学館)、『ゼロからわかる墓じまい』(双葉社)等がある。
https://1sogi.com/
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07/07
今あらためて知っておきたい「再生可能エネルギー」のこと
ロシアのウクライナ侵攻を機に、世界中で原油や天然ガスの価格が高騰しています。
この問題を根本から解決するためには化石燃料への依存度を下げることが重要な課題であり、そのカギのひとつが「再生可能エネルギー」の導入拡大だといわれています。
再生可能エネルギーとは、消費しても自然界で永続的に生産されて枯渇することがないエネルギーで、二酸化炭素を排出しない、国内で自給できるといったメリットがあります。
そこで今回は環境エネルギーライターの今村雅人さんに、主な再生エネルギーの導入状況や今後の課題について教えてもらいましょう。
1.太陽光発電
太陽電池を利用して太陽光を電気に変換する発電方法。
日光が射す場所ならどこでも発電できますが、夜間は発電できない、悪天候の日は発電量が激減する等、発電量が安定的ではないというデメリットもあります。
国内での2020年度の電源構成(発電量全体に対する発電方法の割合)※を見ると、太陽光発電の割合は7.9%でした。
これを政府は、2030年までに14~16%まで引き上げることを目標としています。
そのためには、導入ポテンシャル(発電が可能と考えられる未開発の導入対象)が大きい戸建住宅や中規模共同住宅での導入や、農地でのソーラーシェアリング(農地に発電設備を設置して農業と発電事業を同時に行うこと)の拡大が今後の課題となります。
※「電源構成と最終電力消費」「発電電力量の2020年度」の数値から算出。
https://www.enecho.meti.go.jp/statistics/total_energy/pdf/gaiyou2020fykaku.pdf
2.バイオマス発電
「バイオマス」とは、木くずや農業残渣(農作物を収穫したあとに残る野菜くず)、家畜の排泄物、食品廃棄物、下水汚泥等の生物由来の有機性資源のこと。
このバイオマスを燃料にして発電する方法がバイオマス発電です。
バイオマスを燃やす際に発生する二酸化炭素は植物が成長過程で大気中から吸収したものなので、大気中の二酸化炭素の総量は変わらないと考えられます。
2020年度の電源構成のうち、バイオマス発電は2.8%。
これを2030年までに5%へと引き上げることが政府の目標となっています。
そのためにはバイオマス利用率が低い食品廃棄物や農業残渣、樹木の伐採の際に切り落とされる枝・葉・根等の林地残材の利用率向上が求められます。
3.風力発電
風の力で風車を回して発電する方法で、海岸沿いや高原等の風況の良い場所で行う「陸上風力発電」と、海洋上に発電施設を設置する「洋上風力発電」があります。
2020年度の電源構成のうち、風力発電の割合は0.9%にとどまっていますが、その導入ポテンシャルは高く、特に洋上風力発電の開発が今後大いに期待されています。
政府の方針では、2030年には風力発電の電源構成を5%に引き上げることが目標となっています。
4.地熱発電
火山のマグマ熱で加熱された地下水を利用し、その蒸気と熱水の力でタービンを回して発電する方法。
日本は地熱資源量が世界第3位と豊富ですが、大型の地熱発電所の場合、運転開始までにかかる期間が10年を超えてしまうことや、調査や掘削といった初期コストが高いこと、地熱資源が国立公園や国定公園内、温泉地等にある場合が多いこと等の理由で、導入が進みにくい現状があります。
しかし開発途上の大規模発電所も多く、政府は2020年度では電源構成の0.3%にとどまる比率を、2030年には1%まで引き上げることをめざしています。
5.水力発電
水が高所から低所へと流れ落ちる力を利用して水車を回し発電する方法で、2020年度の電源構成の7.8%を占めています。
すでに大規模なダム式の水力発電は開発済みで、導入ポテンシャルが高いのは河川、農業用水、工業用水、上下水道施設等を利用して発電する中小水力発電(出力が3万キロワット未満)です。
政府は2030年には電源構成における水力発電の割合を11%にすることを目標にしています。
6.海洋エネルギー
黒潮等の海流の力で水車を回して発電する「海流発電」、潮の満ち引きの力で水車を回して発電する「潮流発電」打ち寄せる波の運動エネルギーを利用する「波力発電」、温かい海の表層水と冷たい深層水の温度差を利用する「海洋温度差発電」等があります。
現時点では研究開発段階で日本での商用化の実績はないものの、潜在的な海洋エネルギー量は2019年度の発電電力量の5~17%にあたる500~1,710億キロワット時と理論上算出されており、早期の実用化が期待されています。
再生可能エネルギーの導入は脱炭素社会の実現だけでなく、国際情勢にエネルギー供給が影響を受けるリスクを下げることにもつながります。
エネルギー問題に直面する今、再生可能エネルギーの動向に注目してみてください。
監修 今村雅人さん
環境エネルギーライター、経営コンサルタント。
化学メーカーの設計部技師を経て現在、有限会社キーアドバンテージ代表取締役。
大学の最先端の研究やベンチャー企業経営に関する取材記事を290件以上執筆。
特に、再生可能エネルギーや水素エネルギー等、環境・エネルギー分野の取材・執筆を得意とする。
著書に『図解入門ビジネス最新再生可能エネルギーの仕組みと動向がよ~くわかる本』『図解入門ビジネス 最新 水素エネルギーの仕組みと 動向がよ~くわかる本』(以上、秀和システム)等がある。
「脱炭素に役立つブログ(https://decarbonizationcom.wordpress.com/)」にて情報発信中。
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