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2022年
10/07
「ダメ出し」社会を明るく変える「ホメ出し」技術とは?

News | いきいきコラム |

 突然ですが、みなさんは誰かをホメることは得意でしょうか?

世の中を見渡してみると、誰かをホメる言葉よりも「ダメ出し」や「叩き」の言葉のほうが圧倒的にあふれています。

「ダメ出し」したりされたりすることは慣れていても、ホメたりホメられたりする機会は少ない・・・という人も少なくないかもしれません。

 

 そもそも「ダメ出し」は相手を否定するだけなので、とても簡単にできてしまいます。

一方、相手をホメることは簡単ではありません。

「人を上手にホメたいけれど、どうすればよいかわからない」という人もいるのではないでしょうか。

 コピーライターの澤田智洋さんは、「相手にホメ言葉を贈る『ホメ出し』は、キャッチコピーを書くことと極めて似ている」と話します。

 

 「キャッチコピーを考える作業とは、対象となる企業や商品の魅力を観察し、発見し、言葉にする行為です。

これは『ホメ出し』の作業そのものだといえるでしょう」(澤田さん)

 

 そこで今回は、澤田さんにコピーライター式の「ホメ出し」の技術を教えてもらいましょう。

ホメるのが苦手という人も、この手順に従えば「ホメ出し」の達人に一歩近づくはずです。

 

1.惚れレンズ」を装着する

 「ホメ出し」は、相手のいいところを見つけることからスタートします。

そのためにはまず、「惚れレンズ」を装着して相手を見てみましょう。

「惚れレンズ」とは、恋人の短所も長所に見えてしまう恋愛中のハートマークの目のような、相手のいいところしか見えなくなるレンズ(=視点)のこと。

たとえば、ドラえもんに出てくるスネ夫は“金持ちで自慢げな嫌味キャラ”という印象ですが、「惚れレンズ」を装着して見ると“最先端のオモチャを紹介してくれる情報通”と好意的にとらえることができます。

もちろん、実際に「惚れレンズ」という道具があるわけではありません。

「『惚れレンズ』を装着するぞ」と意識することで、相手に対するネガティブな先入観や偏見を払拭し、「相手は素晴らしい人だ」と惚れ込む視点に切り替えるということです。

 

2.観察する

 「惚れレンズ」を装着したら、相手をつぶさに観察しましょう。

このとき、さまざまな“観察軸”から多面的に相手の魅力を分析することがポイントです。

ファッションや持ち物等からその人のこだわりや好み、価値観を観察する「外見軸(容姿は含まない)」、どんな性格かを観察する「性格軸」、どんな行動を取っているかを観察する「行動軸」、価値観や哲学等を観察する「信念軸」、将来のビジョンや夢を観察する「未来軸」等に加えて、オリジナルの観察軸も自由に作って、多方面から相手を観察してみましょう。

この観察から浮かび上がってきた言葉の数々が「ホメ出し」のネタになります。

 

3.発見する

 「惚れレンズ」を装着して相手をよく観察すると、相手の魅力を発見できるようになります。

発見とは相手のいいところに「ハッ」とすること。まさに「ハッ見(発見)」であり、そんな「ハッ」とした瞬間こそが「ホメ出し」の絶好のタイミングです。

「ハッ」とする発見を見逃さないコツは、いつも手元に「いいね」ボタンがあるような気持ちでいることです。

SNSを見ているときに「いいね」ボタンを押したくなるのは、ボタンが目の前に設置されているから。

同じように、相手と対面しているときはいつも手元に「いいね」ボタンがあると思えば、押したくなるものです。

すると、相手の「ハッ」とする瞬間を逃さずキャッチしやすくなるでしょう。

 

 

 国民全員がメディア化しているといってもよいこの時代、一人ひとりの言葉には社会に対する影響力があります。

「ダメ出し」にあふれた社会は暗く窮屈ですが、ひとりでも多くの人達の「ホメ出し」の積み重ねによって、明るく心地いい社会に変えていけたらよいですね。

 

 

 監修 澤田智洋さん

 コピーライター。世界ゆるスポーツ協会代表理事。1981年生まれ。

言葉とスポーツと福祉が専門。幼少期をパリ、シカゴ、ロンドンで過ごした後、17歳で帰国。2004年、広告代理店入社。アミューズメントメディア総合学院、映画「ダークナイト・ライジング」、高知県等のコピーを手掛ける。

2015年にだれもが楽しめる新しいスポーツを開発する「世界ゆるスポーツ協会」を設立。

これまで100以上の新しいスポーツを開発し、20万人以上が体験。

また、一般社団法人障害攻略課理事として、福祉領域におけるビジネスを推進。

著書に『わたしの言葉から世界はよくなる コピーライター式ホメ出しの技術』(宣伝会議)、『ガチガチの世界をゆるめる』(百万年書房)、『マイノリティデザイン』(ライツ社)がある。

 https://twitter.com/sawadayuru

 

 

 

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2022年
01/07
今年は挑戦してみたい!「学び直し」の始め方

News | いきいきコラム |

 人生100年時代、70歳まで働く社会になるともいわれる昨今、ビジネスでのステップアップが期待できる社会人の「学び直し」が注目されています。

これまで400社以上で人材育成支援を手掛けてきた株式会社FeelWorks代表の前川孝雄さんは、学び直しのメリットはそれだけではなく、「本当にやりたいこと」や「働きがい」を見つける手段にもなると話します。

とはいえ、なにを学べばいいのかわからない・・・と思う人も少なくないでしょう。

 学び直しを始めるには、まず「仕事人生の主導権は会社ではなく自分自身で握る」という意識を持つことが大切だといいます。

そして次の手順で自己分析をして、学びの方向性を見定めてみてください。 

 

1.これまでの仕事を振り返り「強み」をあぶり出す

 まずは「これまで力を入れて取り組んだ仕事」を挙げ、その仕事に取り組んだときはどんな目標を立て、どんな努力や工夫をして、どんな結果や成果が得られたのかを書き出していきます。

そして、それらの仕事を通じて自分の中でどんな発見があったのか、またはそれらの仕事を通じてどう成長できたのかを振り返り、書き出しましょう。

そのうえで、ここまで書き出した内容から浮かび上がる、自分の「持ち味」や「強み」「長所」などをピックアップします。

さらに、幼少期や子供時代、学生時代はなにに影響を受け、どんなことが好きで、どんな仕事をしたいと考えていたかについても書き出してみましょう。

ここで書き出した内容と、自分の持ち味や強みとしてピックアップした内容がリンクしていれば、今後の学びの軸になりやすいと考えられます。

 

.「強み」を活かせそうな仕事を研究する

 1.でピックアップした「持ち味」や「強み」を活かすことができる、自分に向いていそうな仕事はなにか考えてみましょう。

複数でもかまいません。そして、なぜその仕事が自分に向いていると思ったのか、理由を書き出します。

あわせてその仕事の概要と主要業務、仕事を取り巻く環境や将来の展望なども書き留めておきましょう。

次に、その仕事にはどんな「働きがい」があるかを分析します。

実際にその仕事をしている人の話を聞いたり、その仕事に関する記事を読むなどして「働きがい」を具体化していきます。

そしてここまで書き出した内容をふまえて、その仕事に求められる思考、能力、経験などを自分の視点で考え、まとめておきましょう。

最後にもう一度、なぜその仕事に関心を持ったのか、自分に向いていそうだと思ったのか、理由を考えてみましょう。

最初に考えたときには気づかなかった理由が見つかったり、本当にその仕事をやりたいかどうかをしっかり確認することができます。

 

3.学びの方針を立てる

 2.で本当にやりたいと思う仕事が見えてきたら、その仕事に就いた3年後に自分はどうなりたいかというビジョンと、その仕事で社会に対してどんな役割を果たしたいかというミッション(使命)を書き出します。

そして、そのビジョンやミッションを実現するために現時点で不足している知識や経験、身につけるべき能力などをリストアップしていきましょう。

それらの知識や能力を身につけることが、学びの方針となります。

学びの方針が決まったら、まずは関連する本を読む、講習会やセミナーに参加するといった手軽な学びから始めてみましょう。

そこで「面白い、もっと深く知りたい」と思えたら、スクールに通ったり資格取得の勉強をしたりといったより深い学びにステップアップすることがおすすめです。

もし学んだことが「あまり面白くない」と感じた場合は、固執せずにほかの学びに切り替えましょう。

「面白い」と思える学びを見つけることができれば、それこそが本当にやりたいことであり、働きがいのある仕事にもつながっていきます。

新年を迎えた今、今年の目標のひとつとしてぜひ「学び直し」を始めてみませんか。

 

 

 監修 前川孝雄さん

 人材育成の専門家集団、株式会社FeelWorksグループ創業者であり、部下を育て組織を活かす「上司力」提唱者。

青山学院大学兼任講師。

リクルートで『ケイコとマナブ』『就職ジャーナル』『リクナビ』などの編集長を経て、2008 年に「人を大切に育て活かす社会づくりへの貢献」を志に起業。

「日本の上司を元気にする」をビジョンに掲げ、独自開発した研修「上司力研修」「上司力鍛錬ゼミ」「50代からの働き方研修」、eラーニング「パワハラ予防講座」「新入社員のはたらく心得」などで400 社以上を支援している。

『50歳からの人生が変わる痛快!「学び」戦略』(PHP研究所)、『人を活かす経営の新常識』(FeelWorks)、『本物の「上司力」』(大和出版)など著書多数。

 株式会社FeelWorks https://www.feelworks.jp/

 

 

 

 

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2021年
10/06
相手を不快にさせない日常会話の言葉遣い

News | いきいきコラム |

   さまざまな場面での嫌がらせやいじめを意味する「ハラスメント」。

パワハラやセクハラなどさまざまな種類がありますが、意外に多いのは、悪気のないひとことがハラスメントにつながるケースです。

 

2万人以上の社会人にコミュニケーションの指導をしてきたメンタルアップマネージャの大野萌子さんは、「自分では気がつかないうちに“マイナスの口ぐせ”が習慣化していて、周囲とのコミュニケーションに苦心している人が多く見られます」と話します。

 

   「伝えたいことは同じでも、言葉遣いの違いでプラスに受け取られる場合もあれば、マイナスに受け取られてしまう場合も。相手に信頼感や安心感を与えて、好意的に受け取ってもらえるような表現を身につけていくことが大切です」(大野さん)

 

   具体的にどのような表現がマイナスで、どう言い換えるとプラスのメッセージになるのか、代表的な例を大野さんに教えてもらいましょう。

 

1.「は」と「も」を使い分ける

「今日はかわいいですね」→「今日も素敵ですね」

いつもよりおしゃれしている女性を見て、「今日はかわいいね!」とひとこと。

しかしこれは、相手に「いつもはかわいくないってこと?」と否定的に受け取られる可能性があります。「今日もかわいいね」と声をかければ、“いつもかわいいし今日もかわいい”というメッセージに。

さらに、「かわいい」という表現には上から目線のニュアンスがあるので、「素敵」という言葉を使ったほうが、より好意的に受け取ってもらえるでしょう。

 

 2.年齢や性別に関する発言は差別になる

 「若いのにしっかりしてるね」→「しっかりしてるね」

「若いのに~」という言葉には「若いから経験も知識も浅いはずなのに」というニュアンスがあり、褒め言葉でもエイジハラスメントと捉えられかねません。

一方、注意するときに「いい年をして~もできないのか」という表現が使われることもありますが、これもエイジハラスメントです。

褒めるときも注意するときも、年齢に関する発言は避け、シンプルに意見を伝えましょう。また、「女性なのによくがんばっている」「男のくせにこれもできないのか」などの性別に関する発言も差別につながるので、注意しましょう。

 

 3.プライベートに踏み込む話題は禁物

「結婚はしないの?」→「人生のプランはどう考えているの?」

「彼氏はいないの?」「結婚しないの?」「子どもはどうするの?」などの恋愛、結婚、出産に関する話題は、セクハラ発言につながりやすいものです。

親しい関係性であればこうした話題で盛り上がる場合もありますが、そうでない場合は「プライベートにズカズカと踏み込んできた」と思われかねません。

相手との距離感をきちんと認識することが大切です。

 

 4.見た目の印象による思い込みを押しつけない

 「見かけによらず、すごいね」→「それができるなんて、すごいね」

一見おとなしそうな人が、大事なプレゼンで堂々とスピーチしている・・・そんなとき、褒めるつもりで「見かけによらず~」と発言することがあるかもしれません。

しかしこれは、「そんなに仕事ができないように見えるけれど」という思い込みの押しつけだといえます。見た目だけで相手を決めつけず、そして思い込みを相手に押しつけずに、プラスの意見だけを伝えるといいでしょう。

 

   こうした表現の違いを意識すると、人間関係を良好に保ちやすくなると大野さんはいい

ます。

周囲に好印象を与えることができる言葉遣いを、取り入れてみてください。

 

 

 監修 大野萌子さん

  一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ®資格認定機関)代表理事。法政大学卒。

産業カウンセラー、2級キャリアコンサルティング技能士。

コミュニケーション・ハラスメント・メンタルヘルスに関連する行動変容に直結する研修・講演を、防衛省をはじめ、大手企業等で年間150件以上行う。

   著書に『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(サンマーク出

   版)などがある。

 

 

 

 

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2021年
08/06
おうち時間を彩る音声コンテンツの楽しみ方

News | いきいきコラム | くらしと健康 |

 インターネット上の人気コンテンツといえばYouTubeなどの動画を思い浮かべますが、最近では世界的に音声コンテンツの人気が高まっているといいます。

コロナ禍で家にいる時間が長くなり、“仕事をしながら””家事をしながら”情報収集できる音声コンテンツの利用者が増えているそうです。

 特に人気を集めているのは、ビジネス系の音声コンテンツですが、それ以外にもエンタメ系や趣味系、学習系、ライフスタイル系など、幅広いジャンルの音声コンテンツを楽しむことができます。

そんな、仕事や家事などをしながら聴くのにおすすめの音声コンテンツには、次のようなものがあります。

 

1.ポッドキャスト

 インターネット上で世界中から配信されている音声番組のことで、番組数は80万を超えているとも いわれています。

ニュース・政治、社会・文化、ビジネス、テクノロジー、コメディ、語学、科学、歴史、小説、アート・エンターテイメント、キッズ・ファミリー、スポーツなど、カテゴリも豊富。

芸能人や文化人が配信する番組も多く、気になるテーマや人物などをキーワードで検索すると、自分の興味に合った番組を探し出すことができます。

ポッドキャストはiPhoneなどのApple製端末にインストールされているアプリ「Apple Podcasts(アップル・ポッドキャスト)https://www.apple.com/jp/apple-podcasts/」や、GoogleがAndroid 端末向けに開発した「Google Podcasts(グーグル・ポッドキャスト)https://podcasts.google.com/」音楽配信サービスの「Spotify(スポティファイ)https://www.spotify.com/jp/」などで、無料で聴くことができます。

 

 2.音声配信

  “声のブログ”とも呼ばれている「Voicy(ボイシ―)https://voicy.jp/」が代表的で、厳選されたパーソナリティーが配信している音声コンテンツです。

ビジネス、ライフスタイル、ハウツー・学習、トーク、エンタメ、スポーツなどのカテゴリがあります。

著名人のほか、起業家や専門家などの配信も多く、5~20分程度の短い時間で聴けるコンテンツが充実しています。

Voicyのアプリから無料で聴くことができます。

 

 3.オーディオブック

 ナレーターや声優などが本を朗読した、“聴く本”といわれる音声コンテンツ。

Amazonが運営する「Audible(オーディブル) https://www.audible.co.jp/」や、「audiobook.jp(オーディオブック・ ドット・ジェイピー)https://audiobook.jp/」などのサービスがあります。いずれも有料のサービスです。

 また、ビジネス書や実用書などの本の要約サイト「flier(フライヤhttps://www.flierinc.com/」では、本の要約をAIが読み上げてくれる機能があります。1冊の本の要約を約15分で読んでくれるので、短時間で効率よく情報収集をするのに役立ちます。

料金は、無料プランと有料プランがあります。

 

 4.インターネットラジオ

 ラジオ局が電波ではなくインターネットを通して配信しているラジオ番組で、日本全国のラジオ局の番組を配信しているサービス「radiko(ラジコ)https://radiko.jp/」が代表的です。

料金は、無料プランと有料プランがあります。

 

 

  “ながら聴取”で、教養を深めたり語学力を磨いたり、趣味の世界を充実させたりできる音声コンテンツ。

おうち時間を豊かに変える新しい習慣として、今後さらに人気が高まりそうです。

 

 

 

 

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2021年
03/04
中高年から知っておきたい「エンディングノート」の書き方

News | いきいきコラム |

中高年を迎えると、若い頃に立てた人生計画とは多少なりともズレが生じるもの。

このタイミングで、改めて人生後半の計画を立て直したいと思う人も多いかもしれません。

そんなときに活用したいのが「エンディングノート」です。

終活カウンセラーの石崎公子さんは「エンディングノートを書くことは、自分の過去・現在・未来を俯瞰して整理整頓することです。

人生の後半をどう生きたいのかを考えるツールとしてもおすすめです」と話します。

そこで石崎さんに、エンディングノートの書き方を教えていただきました。 

 

1.自分の遺影を選ぶ

 遺影を選ぶことは、自分のどんな顔を家族や友人に覚えておいてほしいのかを考えることです。

遺影は必ずしも晩年の写真でなくてもいいので、今ある写真から一番自分らしい顔を選んでみましょう。

新たに撮影するのもおすすめです。その後、写真は変更してもかまいません。変更の記録は、そのときどきの「いい顔」の記録にもなります。選んだ写真はプリントしてエンディングノートに貼り、撮影日時や場所、なぜその写真を選んだのかを記します。写真データの保管場所も忘れずに記入しましょう。 

 

2.人生の振り返りをざっくりと書く

 自分自身の過去を振り返り、それぞれの時代で楽しかったこと、嬉しかったこと、夢中だったこと、苦しかったこと等を書き出してみましょう。

人生の充実度・幸福度を年代別の折れ線グラフにして、そのグラフに出来事を書き込むのもおすすめです。

自分の歴史を振り返ることは自分の価値観や考え方を再確認することにもつながり、未来について考える際の基盤にもなります。

 

3.医療について知識を深めながら考える

 エンディングノートには、病名や余命の告知、延命治療、終末医療、尊厳死、臓器提供、献体等の希望や意思について記入する欄があります。

こうした項目の記入は、ある程度医療の知識がないとなかなか難しいもの。

この機会に延命治療や終末医療等についての情報を仕入れながら、じっくりと考えてみましょう。 

 

4.資産について書く

 現在どこにどんな資産があるか、ざっくりと書き出して、これからの使い方と管理の仕方を考えましょう。

銀行口座や保険も整理して、長年使用していない古い口座や不要な保険があれば解約をして整理する機会にもなります。

お金以外の資産や思い出の品等についてもリストにしておき、どのように大切であるかも記しておくといいでしょう。 

 

5.介護について書く

 もし自分が要介護状態になったときに、どこで誰に介護をお願いしたいですか。

介護費用はどうしますか。

あまり考えないことでしょうが、ざっくりと考えて書いてみましょう。

この機会に、介護保険サービスについて詳しく知っておくことも大切です。 

 

6.ラストプラン(葬儀や墓等)について考える

 葬儀をするかしないか、するとしたらどんな葬儀をしたいのか考えてみましょう。

家族葬、1日葬、音楽葬等、葬儀にもさまざまなスタイルが登場しています。

家の宗教や宗派、檀家になっているなら付き合いのあるお寺の情報も記しておきます。

お墓についても考えましょう。そもそもお墓があるのか、あるならそのお墓に入るのか、新たにお墓を購入するのか、それも永代供養墓、納骨堂、散骨や樹木葬にするか・・・等、さまざまな選択肢があります。

ラストプランは、後に遺される人たちにも大きく関わる問題なので、家族や友人とも話し合いながらじっくり考えていくのがいいでしょう。 

 

 この1から6のステップは、まず「ざっくり」と取り組み、家族と話しながら繰り返し書き直すことが大切だと、石崎さんは話します。

そして記入するページには記入日を、修正したら修正日も追記したうえで、なぜそうしたいのかの理由となる“思い”をできるだけ具体的に書くようにしましょう。

それが、これからの人生をどう生きたいかを明確化することにつながるはずです。 

 

 

監修 石崎公子さん

 終活カウンセラー、供養コンシェルジュ。国家資格キャリア・コンサルタント(JCDA認定CDA)。

人の生き方が滲み出る顔つき、遺影に興味を持ったことがきっかけで終活の世界へ。

終活・エンディングノートに関するコンテンツ提供や終活系講座講師、個人相談等を行っている。

著書に『失敗しないエンディングノートの書き方』(法研)等がある。http://travessia.biz/

 

 

 

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2014年
07/19
ハチドリのひとしずく ~できることから行動~

News | いきいきコラム |

 「ハチドリのひとしずく」という話をご存じでしょうか。

 南米のアンデス地方に伝わる短い話で、明治学院大学の辻信一教授が日本に紹介し、2005年に「ハチドリのひとしずく~いま、私にできること~」という単行本として出版されました。いまも静かにジワジワと共感の輪が広がっています。

 

 ハチドリは10センチ程度の小さな鳥ですが、こんな話です。

 森が燃えていました。

 森の生きものたちは われ先にと逃げていきました。

 でも、クリキンディという名のハチドリだけは、いったりきたり

 口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは火の上に落していきます。

 動物たちがそれを見て 「そんなことをしていったい何になるんだ」と言って笑います。

 クリキンディはこう答えました。

 「私は、私にできることをしているだけ」

 

 自分が住む森の火を消すために、小さなハチドリが黙々とひとしずくの水を運ぶ姿を見て、協力者が現れ、活動の輪が広がって、大きなうねりが起きるかもしれません。

 この短い話は、無力を感じて誰も行動を起こさなければ、けっして事態は変わらないこと、まずは自分一人でも、できることから行動することが大事だということを教えてくれます。

 

2013年
08/03
お陰さまで、プロ新特級「AA」ランクに認定されました。

News | いきいきコラム |

 この度、弊社は三井住友海上よりプロ新特級「AA」ランクの認定(大阪で初の認定、関西で3代理店)を受けることができました。(平成25年7月1日付)これはひとえに弊社をご支持いただいた皆様のお陰と心より感謝申し上げます。

 

 

 プロ新特級「AA」ランクは、代理店規模や経営状況(成長や安定)、業務品質のほか、経営理念や価値観を全社員が共有し一体となってお客さまに均質なサービスを提供していることもその重要な認定基準となっています。

 

 

 

 私たちは、今回の認定はあくまで通過点として、引き続き【「お客さまをリスクから守る」社会的使命・責務を果たす】ため、さらなる努力をしてまいります。今後ともご指導いただき、変わらぬご愛顧を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

2012年
06/24
【いきいきコラム】今こそ「本心」で打ち込む

News | いきいきコラム |

 以下は、弊社社内掲示板に掲載したコラムです。

 

 忙しい毎日、皆さん本当によくやって頂いています。

 この保険業界は、東日本大震災後、ますます社会的使命・責務が明確に意識されるようになり、これを果たすためさらに高い専門性とモラルが要求されるようになってきました。我社もやはりこの業界にあって日々の業務内容に拡がりと深化を見せています。だからこそ、毎日が忙しければ忙しいほど、自分の仕事が一体どういう意味をもっているのかを意識することが極めて大切になっていると言えます。

 

 そんな中、我社には損害保険大学課程の試験に挑戦している人やお客さまのお世話をするためにこれまでやったことのなかった未知の業務に積極的に取り組もうとしている人もいます。彼らにとって、いくら時間があっても足りないと思うのですが、それでも自分の限界を超えたところで頑張っておられます。

 

 ウチの人たちは皆さん、これでもかっ!というほど、頑張っています。
 先週の土曜日にはこんなことがありました。夜7:00頃に一人の営業が会社へ颯爽と帰ってきたかと思うと、せっせと事務に向かっていました。8:30頃に私が退社する際、彼は「未だ“やりたいこと”があるから」と残りました。常日頃「お客さまに対して責任を全うする」ことを本位としている彼にとっての一日はまさに社会的使命・責務の実践の一日なんだなと、机に向かう彼の背中を見て感じた次第です。

 

 誰にとっても公平に与えられた一日をどう使うか。自分にとって「楽なこと」(やりやすいこと)に多くの時間を使うと人間が堕落してしまいます。自分の限界の外側に人から必要とされる価値が生まれ、自身の充実と成長があります。

 

 三島由紀夫は自著の「葉隠入門」で、次のように言っています。『毎日死を心に当てることは、毎日生を心に当てることと、いわば同じことだということを「葉隠」は主張している。われわれはきょうは死ぬと思って仕事をするときに、その仕事が急にいきいきとした光を放ち出すのを認めざるをえない。』と。

 

葉隠入門 (新潮文庫)

2012年
04/21
【いきいきコラム】 震災で再認識させられた「使命」

News | いきいきコラム |

 ― 以下は、弊社内の電子掲示板に掲載した記事です。 ―

 

 先日、K社長を別件で訪問した際にあった地震保険のお話についてお知らせします。

 

 K社長から
 「地震保険は、実際の損害額が支払われるわけではないし、そもそも火災保険の半分しか保険がかけられないから、あまり意味ないね」 というお話を頂きました。

 

 これは、私がこれまでにしてきた地震保険の説明によってこのようなイメージをもっておられたのだと思います。 ある意味では、補償について正確な知識をお持ちいただいているのですが、「地震保険は入っても意味がない」という印象をもっておられたことは、リスクマネジメントを行う立場の私としては恥じるところです。

 

 さて、K社長からそのようなお話を頂いたわけですが、保険を扱う者として、お客様に正しい理解をいただく必要があると思い、次のようなお話をしました。

 

 「確かに地震保険は火災保険と違い、実際の損害額がそのまま支払われるものではありません。しかも、建物や家財が元通りになるだけの保険金額で契約することはできません。しかし、このたびの東日本大震災で強く感じたことがあるんです。今回、保険会社は地震保険の保険金の支払いを震災から3か月後にはほぼ90%完了しました。
 今回のような大地震による大災害の時には、「建物を元通りにする」というレベルの話ではなく、とにかくその日を生きるための『当面の費用』が必要となるんですね。そして、地震保険はその『当面の費用』として大きな力を発揮したんです。その意味で地震保険は大いに価値があると感じました」と。

 

 すると、K社長は、「すぐに地震保険の見積もりをしてください」と言い、また、その話を家内にもしてほしいとおっしゃいました。

 

 その2日後、地震保険の中途付帯の手続きを完了しました。 その際、同席された奥様にも地震保険の価値についてお話したところ、ご夫婦口をそろえて「こういうことを教えてくれるから、RMエージェンシーさんに保険を任せていて良かったと思うんです」と言っていただきました。

 

 今回、私は保険を売っていません。具体的なリスクの話しと保険の意義(入り方)をお教えしただけです。すると、お客様が保険に入りたいと・・・・。
 改めて、保険代理店の使命を感じた瞬間でした。

 

 森田

 

2012年
03/17
【いきいきコラム】 伝説の6分間スピーチ

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 カナダの12歳の少女が、ブラジルで開催された国連の地球環境サミットで世界各国のリーダーたちを前にしてわずか6分間のスピーチをする機会を得ました。そして、その言葉が世界各国の人々に強い感動を与えました。その映像が下記リンクです。

 

http://eco.4u02.com/environmental/380.html

 

 利害を超えたところにものごとの本質があるということですね。困難に遭遇したり、議論が紛糾し停滞から抜け出せないとき、自己の立場や都合を一旦取っ払って私心なく見つめ直すと、見えなかったものが見えてくるものです。そして、不思議と目の前が自然に明るく開けてくるものです。12歳の少女に改めて教えられました。

 

森田

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